通勤におすすめの電動アシスト自転車 4選

日用知識
Jürgen PolleによるPixabayからの画像

通勤や普段使い等汎用性の高さから一定の人気がある電動アシスト自転車。ただし、人気の自転車だけあってメーカー側も数多く種類を用意しておりどれを選ぶか迷ってしまいますよね。

今回は、自転車選びを行う際のおすすめの電動アシスト自転車を紹介します。この記事を見て自分に合う素敵な電動アシスト自転車をゲットしましょう。

この記事の作成者
らどぴー
らどぴー

自分は中学校から社会人まで、自転車に乗り続けて10年以上になります。大学時代には原付、社会人時代からは乗用車にも乗っていますが、利便性の問題から通勤は自転車一本です。

電動アシスト自転車と電気自転車の違い

見た目も、字面も似ていて分かりにくいですよね。

端的にいうと、電動アシストは人間の漕ぎ出す力をアシストしているに過ぎませんが、電動自転車は100%モーターの力で動く自転車です。また、電動自転車に乗車する為には、ナンバープレートの装着が必須であることから、原付バイクと同じ様な感覚で乗車する事ができます。違いについては下の通りです。

電動アシスト自転車

  • 時速24キロまで自走と、モーター駆動の比率が変化しながらアシスト
e-charity“より引用
  • ナンバープレート不要
  • 運転免許証が不要

電動自転車

  • 時速24キロを超えても、モーターの駆動が止まらない
  • 乗車には、ヘルメット、ナンバープレート、自賠責保険の加入が必須
  • モーターの原動力100%で動くので、体力等は不要
  • 交通ルールも原付等と同じ仕様になるので、「軽車両のみ」の道路は入れない

つまり、法的な扱いとしては原付バイクと同じ様な感じです。最近ですと、電動キックボードも電動自転車の一部と言えます。

Hasegawa HP”より引用

ただし、最近ではペダル付き電動バイク「glafitバイク GFR-01」に限って言えば、電動自転車だが自転車モードとバイクモードを切り替える事で、一時的に軽車両となれる電動自転車も登場してきたりとさまざまです。

自転車屋さんで購入する際には、店員さんから聞いたらいいですが、ネットで購入される際に、電動自転車を見分けるコツとして

  • 公道で走行不可との表記がある
  • 最高速度が時速25キロを超えている
  • フルアシストの表記がある

等を必ずご確認いただきたいと思います。

電気アシスト自転車を選ぶ際のポイント

電動アシスト自転車を選ぶ際のポイントは以下の通りです

  • 電池容量
  • 車体重量
  • タイヤサイズ
  • 付属アクセサリー
電池容量
Amazon HP”より引用

電動自転車の電池容量は、電流値によって決まっており単位としては〇〇Ahと表示されます。

電流容量が少ないものでは6Ahから多いものでは16Ahのタイプまであります。イオンEショップによると、一回の電池容量と走行距離の関係は以下の様になります。

バッテリー容量走行距離充電時間
6.0Ah約23km約2.5時間
8.0Ah約30km約3.5時間
12.0Ah約45km約4.5時間
16.0Ah約60km約6時間
https://es.aeon-hokkaido.jp/eshop/hanyou?hcd=2020051903より引用

充電頻度は人によってまちまちになってくるかと思いますが、一つの参考例として都内における通勤時間とその方法の関係を東京都交通局が出しています。この報告によると、通勤時間20分以内における移動手段において自転車が最も速い移動手段であるとされています。通勤時間が20分と仮定した時に、その走行距離は概ね10Km程度であると思います。

仮に通勤距離が片道10Kmと仮定した時には、往復で20Km走行する事になります。この事から、通勤目的でしっかりと走っていきたい方であれば充電の手間等を考えると12Ah以上のタイプがおすすめです。

ブレーキのタイプ
THE EARTH BIKE”より引用

自転車のブレーキのタイプには2種類あり

  • ディスクブレーキ
  • Vブレーキ

ディスクブレーキの方が、雨天事における静動力が高く、下り坂などスピードが出る場面での静動力も強いとされています。また、ディスクブレーキもVブレーキも概ね3000Km走行すると交換が必要とされています。この際に必要な費用としては、ディスクブレーキが1000円でありVブレーキが900円程度と交換費用に大差がないです。

この様にすると、ディスクブレーキの方の方がブレーキとして優れているように思えますがデメリットもあります。ディスクブレーキ式のデメリットとしては、静動力が強いため転倒につながりやすいという事に加えて、ディスクブレーキ式の電動アシスト自転車はVブレーキ式に対して車両本体価格が高価な場合が多いという点です。

個人的には日常的に電動アシスト自転車を使う目的であれば、走行速度は20Kmから25Km程度であると考えられる為Vブレーキ式でも十分な静動力があると思ってます。

車体重量

ちょっとした段差だったらいいのですが、都内だったりすると立体橋を自転車を持ち上げて移動しないといけない様なシーンもあると思います。

HQLデータベースサイトによると、20から30代の男性が、持ち上げ作業事に持てる物体の重さで努力すれば持ち上げれると回答したのは16キロ程度だったようです。女性の場合には、10キロ程度が努力すれば持ち上げれる重さとされています。

シフトレバー

シフトレバーとは、変速ギアをチェンジする部品の事です。

https://bike.shimano.com/ja-jp/mindswitch/lab/34/

シフトレバーには、グリップタイプ(画面左)とレバータイプ(画面右)の2種類があります。レバータイプは、ギアアップとギアのダウンのそれぞれに対応した2つのノブが付いておりこれを操作します。レバータイプは、ギアのアップダウンをレバーをひねる様にして操作します。

レバータイプのメリットは、悪路での操作性の良さと、寒い時にも手が悴んでしまった際にも操作が簡便であるという事です。レバータイプのメリットは、ハンドル周りがすっきりとしている事です。

付属アクセサリー

電動アシスト自転車を購入するにあたって、購入金額を気にされる方は多いと思いますがこの値段が本体価格のみで、サイドペダルやライトといった乗用する上で必須級の物品が含まれていないケースもあります。また、買い物カゴがついているかそうでないかで普段使いの利便性にも大きな影響を与えてしまいます。

また、地方ですと車道と歩道の境界にちょっとした段差があると思います。この段差を減速せずに通過しようとすると、衝撃による不快感はもちろんのこと、最悪パンク等のアクシデントが発生することもあります。こうした、衝撃を弱める効果としてサスペンションという衝撃を弱める機構(下の図にて赤い丸の部品です)が付いている自転車もあるのですが高額な事が多いです。

BLKS”より引用

電気自転車の値段帯

電動アシスト自転車の価格帯は以下の3タイプに大別できます。

  • 10万円以下
  • 10万〜15万円
  • 15万円以上

まず、10万円以下の電動アシスト自転車の特徴としては電池容量が8〜9Ah程度であり、通勤向けで使うと考えるとちょっと物足りない場面が多い反面、前カゴがついていたりとアクセサリはしっかりと付いている事が多く感覚としてはママチャリの進化形といったと所でしょうか。個人的には、電池容量の少なさから、この価格帯の自転車を買うなら少し多めに出して10万円以上の電動アシストを買いたいです

10万円から15万円の価格帯では、電池容量が10Ahを超えてくる車種が多く通勤において一番おすすめです。ただし、走行することを重きに置いている車種が多くなり始めて前カゴがオプションでしか付いてない車種も出てきますが、買い物であれば背負えるタイプのエコバックを携帯していれば問題ないです。総じて、通勤用の電動アシスト自転車において最もコスパがいい価格帯なのではないでしょうか

↓このエコバックなら、両手を塞ぐ事なく使用できるので前カゴがないタイプの自転車でも問題なく買い物できます。

AmazonHP”より引用

15万円以上の価格帯では、スポーツサイクル系が多くなりますが正直価格は青天井になってきます。参考程度に、スポーツサイクルのブランドメーカーであるTRECが販売している電動アシストマウンテンバイクがあり、お値段まさかの50万円です。しかし、サスペンションがついていたりと快適性をさらに向上させたモデルが多くある印象です。個人的には、通勤用にはオーバースペックなのではと思うのでおすすめできないです

TREC HP”より引用

電動アシスト自転車にて通勤をするメリット、デメリット

電動アシスト自転車通勤をするメリット、デメリットについても触れます。

まずメリットですが以下の様な事が考えられます。

  • 漕ぎ出し、坂道の走行が楽
  • コスパの良さ
  • 地球にやさしい
  • 多少なりとも運動になる

電動アシスト自転車通勤をする最大のメリットは、通勤が楽になり居住エリアの拡張が期待できるといったことではないでしょうか。坂が多い地域や駅から遠い地域の賃貸価格は快適な地域に比べて安いことが多く、こういったエリアにも電動アシストなら手を出せる様になるのでコスパがかなりいいです。

参考程度までに、電車通勤を考えるとお金のカタチさんによると日本人の定期代は平均15170円だそうです。私がおすすめする電動アシスト自転車の価格帯は12万円程度と考えると、約8ヶ月程度で元が取れてしまいます。また、自動車で通勤される方であれば、賃貸ならアパートや会社の駐車場代などの余計な費用が削減できます。

  • ロードバイク等と比べると重量があり、平地ではロードバイクの方が楽
  • 電池の寿命がある
  • ママチャリに比べたら初期投資が多い
  • アシストが効き過ぎて、事故になりそうになることも

デメリットとして最も大きいのは、電池の消耗でしょうか。電池の寿命は3〜4年とされており、電池の交換にはメーカーによっても異なりますが3〜4万円程度かかってしまいます。

電池を長持ちするにおいて

  • 電池は空になるまで使い切らず40%程度で充電
  • タイヤの空気をこまめに入れる
  • 寒い場所に電池を放置しない

といったコツがありますので、注意しましょう。

おすすめの電気自転車ランキング

BRIDGESTONE ブリヂストン 電動自転車 TB1e 27インチ 
Amazon HP“より引用
  • Amazon価格(値引きなし)  156552円
  • 電池容量 14.3Ah
  • 車体重量 22.5Kg
  • ブレーキタイプ Vブレーキ
  • シフトレバー グリップタイプ

ラドピーも乗っている自転車です。

ライトや、スタンドなど走行に最低限のアクセサリが付いています。盗難の際に、1年のメーカー保証も無料で付いてくるのが嬉しいです。最大の特徴は、回生充電と言われる坂道を下る際やブレーキをかける際に自転車が充電してくれる仕組みが付いてます。

デメリットとしては、買い物カゴが付いてないので自分でオプションで付けるか、バックを用意しないといけない点です。

同じブリヂストンから発売されている電動アシスト自転車では、通勤目的であれば正直後述するステップクルーズの方がおすすめです。しかしなぜ、筆者はこちらを選んだのかというと、TB1eは走りに特化したフォルム、仕様だからです。具体的には、変速ギアが7段階であったり、サドルが付いていなかったりとママチャリ感がないのがとても気に入ってます。要するに、走りに対するロマンですが、ママチャリを卒業したいという人にはおすすめです。

電動自転車 ィブレッド 26インチ 2022年モデル 
Amazon HP“より引用
  • Amazon価格(値引き無し) 149028円
  • 電池容量 14.3Ah
  • 車体重量 27.6Kg
  • ブレーキタイプ Vブレーキ
  • シフトレバー レバータイプ

先ほど紹介した TB1e 27インチの街乗り特化タイプです。電池の容量はそのままで、買い物カゴをつけてくれていたりと、普段使いに便利な使用にチェンジしてます。

同じブリヂストン製のTB1e 27インチ と似ているのでメリット、デメリットも考えてみます

  • 前カゴが付いて買い物に便利
  • シートが柔らかい素材を使っているので、乗車時にお尻が痛くなりにくい
  • 反射板がついているので、夜道での安全性が高い
  • 両足スタンドを採用しているので風による転倒が起きやすい
  • シフトレバーがレバータイプなので、悪路には不向き
  • ギアチェンジが3段階しかない(TB1eは7段変速)

TB1e が走りに特化している為、走行性能においてはあちらが優勢となりますが、通勤では十分な性能なのでは無いでしょうか。

電動アシスト 自転車「X20」 20インチ 
Amazon HP“より引用
  • Amazon価格(値引き無し) 134000円
  • 電池容量 10Ah
  • 車体重量 23Kg
  • ブレーキタイプ  ディスクブレーキ
  • シフトレバー レバータイプ

折り畳みタイプの電動アシスト自転車です。この自転車の特徴としては、折り畳み式というのもそうですが、サドル左側のパネルにて電動アシストのスイッチのON/OFFのスイッチングのパスワードを入力できたりとユニークな機能がついている事です。その他の特徴としては

  • サドルに空気ポンプが内蔵してある(緊急用)
  • タイヤが幅広であり、衝撃等に強い仕様となってる
  • 前後ディスクブレーキなので雨の日でも安心
  • サドルの角度が簡単に調節可能

と言い事づくめのように思えますがちゃんとデメリットもあります。デメリットとしては

  • 電池容量が10Ahとちょっと物足りない
  • 自転車自体の鍵が付いてない(折り畳み式なので盗難には注意)
  • 充電がケーブルを車体に直接、または車体から電池を取り出してコードをつないで充電する形式が充電ホルダー式と比べて少し面倒に感じる
こんな人におすすめ
  • 自転車を置く駐輪場がない人、または家の中で保管しておきたい人
  • 折り畳みでも、ある程度の走行性能は保持したい人

といった感じです。レビュー動画が、YouTubeにあるので参考として貼っておきます。

TRANS MOBILLY NEXT206 
Amazon HP“より引用
  • Amazon価格(値引き無し) 124300円
  • 電池容量 5Ah
  • 車体重量 13.5Kg
  • ブレーキタイプ  Vブレーキ
  • シフトレバー レバータイプ

この自転車の特徴としては、なんといってもその軽さ13.5Kgしかないです。なので、メーカーの宣伝として女性が片手で自転車を持ち上げる様子などが紹介されていました。

ただしそれに見合った代償もあり、電池容量が5Ahと大変小さくなっています。走行距離にして、1回の充電につき30Kmしか走れません。片道10Kmの人なら、一度の通勤で毎回充電しなければなりません。

このままだと、ちょっと軽いだけのX20の劣化版に見えるかもしれませんが、このバッテリーの仕様が特殊でして、自転車サドル中央にモバイルバッテリーとしてバッテリーを取り付ける方式になってます。しかも、このバッテリーは本当にモバイルバッテリーとしてスマホの充電器に使ったりもできる仕様になっています。ですので、通勤した後に勤務先で充電できる環境であれば強い味方となるでしょう。

参考程度にレビュー動画を掲載します。型番は古いものの、同じような車種です。

こんな人におすすめ
  • 立体橋など、自転車を持ち上げないと通勤できないシチュエーションがある人
  • 車での外出先で、ちょっと自転車に乗りたい女性
  • 勤務先で、充電ができる環境がある人
  • 自宅やアパートに駐輪場がない人

おわりに

これから春のシーズンになると、外出をしたりと自転車が通勤以外のシチュエーションでも活躍できるシーズンとなってきます。

春といえば新入社員の季節です。新人放射線技師が春に抱える負担を減らすようなライフハック的な記事も過去に掲載していますので併せてどうぞ。

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